電子喫茶 アメイロタマネギ

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80年も仲良く喧嘩する名作「トムとジェリー」のレトロなアニメの魅力

※Wikipediaより引用 publicdomain

皆様、ネコとネズミのハチャメチャな騒動を描いた短編作品「トムとジェリー」はご存知でしょう。

この「トムとジェリー」はなんと2020年で誕生から80周年を迎えました。

筆者も幼い頃にVHSビデオを何度も巻き戻してお世話になった作品です。

今回はこの皆様もお世話になったであろう不朽の名作「トムとジェリー」について触れていきたいと思います。



トムとジェリーとは

「トムとジェリー」は、アメリカの映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)に所属していたアニメーターのウィリアム・ハンナジョセフ・バーベラが生み出したアニメ作品です。

1940年から親しまれる作品で、日本では1964年にTBSより地上波で初公開されました。

VHSビデオ・DVDも多く展開され、現在に至っても尚、愛されている作品です。


体が大きく凶暴だけど、おっちょこちょいでどこか愛おしい猫のトム(Tom)
体は小さいが頭脳明晰でトムからの攻撃をサラリとかわすネズミのジェリー(Jerry)
この二匹の動物が対立し繰り広げるドタバタ劇を描いたギャグアニメは、アカデミー賞を過去に幾多も受賞しています。

80周年記念となる2020年12月23日には、米ワーナー・ブラザーズより実写版映画化作品も公開されます!



作品名もキャラクター名も違った!?

「トムとジェリー」の物語が始まったのは1940年。
記念すべき第1作目のタイトルは、「トムとジェリー」ではなく、「上には上がある(Puss Gets the Boot)」でした。

更にトムの名前は、「ジャスパー(Jasper)」
ジェリーの名前は、「ジンクス(Jinx)」でした。

この作品、1話が約10分と短い理由は、当初、MGM製作の長編映画上映時のフィルムの架け替えの時間を埋める作品であった為です。

この作品はまさに戦時中に作られた映画なのでこれまた驚きですね。



作品の魅力

基本的には、トムとジェリーの日々の戦いを描いているのですが、その発端が奇妙で面白く視聴者を飽きさせないんです。

更にお気づきの人は多いと思いますが、基本的にトムとジェリーに関してはセリフが無いのです。

セリフ無しでリアクションや表情のみで演出を行なうわけですが、それが小さな子どもを含む視聴者にどういう物語なのか、どういう状況なのかがしっかりと伝わるからまた凄いんですよね。

現在に至るまで数々の物語が作られておりますが、特に第1期のハンナ・バーベラが手掛けた作品は最高傑作といっても過言ではないでしょう。

そして、ドタバタ劇ばかりだけではなく、時には心温まるエピソードを交えていることから、トムとジェリーの関係はただ対立しているもの同士ではなく、戦友(親友)と呼べる互いにとって大切な存在であるんだなということが伝わってきます。

喧嘩するほど仲がいいということわざがありますが、作品全体でそれを教えてくれています。



さいごに


今回は、「トムとジェリー」について触れました。
まさかの第1作目ではキャラクターの名前が違ったのは驚きでしたね。

子どもから大人まで楽しめるユーモア溢れるこの作品が80年お茶の間を賑わし続けているということは素晴らしいことだと思います。

製作者の魂を受け継いで今後もこのレトロでキャッチーな作品が世代を超えて末永く愛され続けていくことを望んでいます。

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