電子喫茶 アメイロタマネギ

レトロやコーヒー好きの読者様へ筆者が学んできた珈琲の素晴らしさや情報を随時プレゼンしていくブログです。

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昔の日本語の横書き文字は何故「右→左」に書くのか

※Wikipediaより引用 public domain

かつて日本では、横書きが右→左に書かれていました。
老舗のトラックや老舗のお店の看板や古いパッケージなどで見かけたことがある人もいるかもしれません。

対して現代では、横書きは左→右に書くということが当たり前になっています。

何故、昔の日本では横書きを右→左に書いていたのか。
そして、いつから左→右になったのかを考察します。


何故昔の横書きは右→左?

現代でもそうですが、縦書きは右→左に書かれております。
作文などで考えるとイメージがつきやすいですよね。

これは昔から変わらないもので
かつて使われていた巻物なども縦書きで右→左に書かれていました。

これに習い、日本では元々横書きも右→左だったと言われています。

元々、日本には横書きという風習は無かったわけですが、
横書き自体が誕生したのは、日本が西洋の言語に触れた江戸時代~明治初期に遡ります。

当初の横書きは、右→左に書かれておりましたが、
左→右に進む横書きの日本語が初めて使用されたのは、外国語の辞書からであったようです。

このことから、大正~昭和では、横書きが古来の右→左のものと西洋渡来の左→右とで混在していたわけです。

横書きを左→右へ大きく変えたのは、戦後ですが
混在しながらも時代の流れで徐々に変わっていったんですね。


縦書きは何故、右→左?

では、何故元々日本では縦書きにおいては右→左なのか。
理由は明確ではありませんが、前項でもお伝えしたように巻物に文字を書いていたからという説が有力です。

イメージして頂きたいのは、
右利きであれば、巻物を左手で持ち、右手で引っ張り出すと思います。
この時に右→左に文字が書かれていたらスムーズに読むことができますよね。

このように少なからず意味があるわけですね。


さいごに

簡単にはなりましたが、現代でも希少ながらも見かける右→左の横書き文字。
ついつい左→右に読んでしまって、あれ?と思うことでしょう。

風化しつつはありますが、かつてはこんな時代もあったんだなと忘れないでいて欲しいですね。

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