オトナ帝国の逆襲をたまに見たくなる【クレヨンしんちゃん】
最近、ネットのニュースなどで見た人もいるかもしれませんね。
2019年10月から「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」が金曜19時台から土曜日の夕方にお引越し。
視聴習慣の多様化で視聴率低迷が原因だそうです。
(リアルタイム視聴率が6~7%)
少子化の絡みやスマートフォン、タブレットの普及で手軽に動画が観れてしまうことなどが原因なのでしょうね。
よく幼い頃の食卓の時間に大人と子どもでリモコンの取り合いになった家庭もあるのではないでしょうか?
いい方向へ築いていこうというポジティブな考え方で変わっていく時代の変化は、どこか寂しいものがありますね。
オトナ帝国の逆襲
その存在を知らない人は少ないのではないかと思います。
2001年に公開された「クレヨンしんちゃん」 の劇場作品
「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」
なんてタイトルだ。と今となっては思いますが
中身は非常に感動できる作品になっています。
あらすじ
-世の中は21世紀になる中、「20世紀博」と題した大型万博が開催され、昔を懐かしむ大人達は、その懐かしい匂いにより洗脳されて、挙句子ども達を捨て、万博に閉じこもってしまう。
ひろしとみさえもその犠牲となり、しんのすけ率いる春日部防衛隊が大人達を元に戻す為に万博へ乗り込む。
洗脳された大人達の記憶を取り戻し、今を家族と生きていきたいと願うしんのすけは、21世紀を守れるのか!?-
と普段のクレヨンしんちゃんでは、想像絶する大作となっております。
感動シーン
ひろしの回想シーン
何と言っても、しんのすけがひろしの洗脳を解いたときにひろしの中で蘇る回想シーン。
これはBGMが馴染んでいて感動です。
幼い頃に自転車を漕ぐ父の背中で持たれながら眠っていたあの日。
秋田の田舎で凄す青春のあの日。
社会人になってサラリーマンとして動き始めたあの日。
上司に叱られて、同僚に励まされて、係長となるまで歩んできました。
みさえと出逢い、しんのすけとひまわりという宝を授かったあの日。
仕事でクタクタになって帰る日も愛する妻と子どもの暖かい笑顔で毎日頑張って来れました。
そして、今度は自身が父親として、子を背に。家族と共に自転車を漕いでいるあの夏の日で締めくくられます。
普段は、カッコ悪いなどと思われがちな野原ひろしですが、筆者はクレヨンしんちゃんの中だけではなく、人として、とてもかっこいいキャラクターだと思います。
家族っていいものですね。
21世紀を救うシーン
普段、おちゃらけキャラのしんちゃんがこんなに必死になるなんて。と驚く人もいたかもしれませんね。
何度転んで、鼻血を垂らしても、起き上がって21世紀を必死に守るシーン。
非現実でありながらも胸が熱くなりますね。
オラ、父ちゃんと母ちゃんやひまわりやシロともっと一緒に居たいから。
喧嘩したり、頭にきたりしても一緒がいいから。
オラ、大人になりたいから。
普段では、絶対に聞けないような純粋で真っ直ぐな気持ちが言葉として発せられています。
涙腺が刺激されますね。
さいごに
今回は、たまに無性に見たくなるクレヨンしんちゃんの劇場作品をご紹介致しました。
昔懐かしいレトロなシーンや舞台が多く、こういった真面目なシーンもあるので子どもだけではなく、大人も楽しめる作品になっています。
クレヨンしんちゃんは、下品で子どもに悪影響だ。なんて言われる作品でした。
(現在は規制により昔よりもマシになっておりますが。)
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確かにそのような表現は多いかもしれません。
何事も悪いことが目立ってしまうものですが、こんなに歴史に遺るような遺産もあるのです。
筆者は決してこのアニメを批判は致しません。
むしろ、素晴らしいものだと思います。
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