電子喫茶 アメイロタマネギ

レトロやコーヒー好きの読者様へ筆者が学んできた珈琲の素晴らしさや情報を随時プレゼンしていくブログです。

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九州に唯一!幻のうどん・そば自販機へ行ってきた

世の中には、特殊な穴場スポットが存在します。 その中でもジュースなど飲料メインで世に展開している自動販売機。

その飲料という印象の強い自動販売機に飲料以外の物が売られていたら人間という生き物は物珍しげに反応してしまうでしょう。

飲料じゃない自動販売機。

例えば、高速道路のパーキングエリアなんかに
ハンバーガーや焼おにぎり、フランクフルトなどが出てくる自動販売機が思いつくのではないでしょうか?

あれ、明らかに解凍したものだと思っていても意外と美味しいですよね。

さて、今回筆者は、2019年7月現在、九州に1機しか存在しない幻と呼べる、うどん・そばの自動販売機へ行ってきましたのでご紹介したいと思います!


幻の自販機はどこに?

さぁ、その幻の自動販売機がどこにあるのかというと、 九州の中でも南部に当たる
鹿児島県南さつま市加世田小湊に存在します!

南さつま市...滅多に聞かない名前かもしれませんね。 ただ、記憶に新しいのは2019年7月初旬に発生した豪雨で鹿児島市と共に警報レベル4が発令した際にニュースでも報じられていた地域です。

鹿児島市より南へ車を走らせるところ、約1時間半に位置します。

その南さつま市の中でも市街地から外れて、田んぼや畑、緑いっぱいの国道226号線沿いにうどん・そばと大きな字で書かれたテント型の無人の休憩所がありました。

飲料の自動販売機が数台とスナック菓子の自動販売機、 近くで海釣りができることからか氷の自動販売機もありました。

その中央には、

ありました!!

幻のうどん・そば自販機!

価格は1杯350円!(2019年7月現在)
カップ麺よりは高く、店頭のものよりは安い値段です。

むむっ...!?



硬化!(硬貨)

どなたか貝を足してあげてくださいね。
※500円玉と1000円札は使用できないので注意が必要です。
万一の対応策は、隣の自販機でジュースを購入して崩すこと。

ラインナップは、うどん・そばの二種類のみ
この日は、時間も遅かったのか、そばは売り切れでした。



この自動販売機コーナーの裏に阿久根商店 製麺工場 という製造会社があります。
昭和23年創業で麺類の製造・販売会社で、うどん・そばだけではなく、ラーメンなども製造する老舗です。

この場所で日々、うどんとそばが作られて自動販売機へ送り込まれているようです。

自動販売機は40年近く前から設置 されているからか、外観は傷んでいます。しかし、機械の内部は社員が毎日清掃し、保健所の許可(自動販売機に許可証有)もとっている為、安心して食べられます。

そして、休憩所テント内には、椅子とテーブルもあります。




早速食べてみた

さて、お金を入れて、うどんを選択し、25秒の待ち時間が表示されました。

あっという間に完成です!

かき揚げがどっかり!

かき揚げを箸でチラッとめくると、かまぼこ1枚とさつま揚げが2切!

硬化には、具を忘れておりましたが、具はしっかりと入っていました。笑

右側の窓を開けると取り出し口になっていて、
出す際にスープは、並々に注がれているので確実に溢れます!!
しかし、スープの温度は、決してぬるくはないのですが、すぐにすすれる温度なので、火傷や口内炎の心配も無さそうです。
そこら辺もしっかりと配慮されているのかも...!?

中央の窓の中には、ご丁寧に割り箸と七味の小袋が入っています。

味は、嗚呼、美味い! の一言につきました。

自動販売機からこんなに美味しいうどんができるなんて!

スープはダシがしっかりと染みていて、麺はツルッとコシがありました。
大盛という印象は無かったですが、1杯でお腹も満たされました。(スープは全部飲みました。)


魅力的な自然溢れる地区

さて、鹿児島の中でものどかで自然豊富の田舎ですが、空気も綺麗で、自動販売機から更に先へ数km進むと右手側には綺麗な海が広がっています。

そして、更に先の山道の途中には、亀が丘 という絶景を味わえるスポットがあります。

南さつま市大浦町「星の降る丘 亀が丘」 と矢印で示された案内看板が幾つかあるので辿っていけば着きます。

到着すると展望台やパラグライダー発進場など周辺の案内マップもありました。
ここで間違いないようです。



あいにくの天気で曇りがかっていましたが、のどかな風景が広がっています。





地元の人に尋ねたところ、天気のいい日の夕陽が沈む景色は、幻想的でそこら辺では観ることができない言葉を失う程の絶景 なんだとか。

カメラマンの方もこの亀が丘に訪れているようです。


さいごに

さて、今回は設置約40年というレトロな外観な幻のうどん・そば自動販売機についてご紹介して参りました。

そばを食べられなかったのは残念でしたが、老舗の製麺工場が手掛けるその味は確かなものが故、値段も安価でコストパフォーマンスはとてもいいと感じました。

是非、のどかな風景を楽しみながら心休まるこの観光地を満喫してはいかがでしょうか。

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