1杯のコーヒーが作られるまで
たった一杯のコーヒーも長い時間をかけて、皆様の口へ運ばれていきます。
そんな長いプロセスを今回はおさらいしていきたいと思います。
栽培と収穫
コーヒー豆の正体は、コーヒーノキに成る果実。コーヒーチェリーの果肉を取り除いた種になります。
これをコーヒーベルトというコーヒーノキの栽培が可能な限られた環境と条件下の中で栽培していきます。
果肉を除去した残った種を発酵→乾燥→脱穀→選別をして、生豆を喫茶店などのコーヒーショップや消費者の元へ届けます。
豆を焙煎する
生豆のままでは、とてもコーヒーを味うことができないので焙煎(ロースト) という加熱プロセスを行います。
コーヒー豆には、8段階の焙煎度があり、それにより同じ豆でも風味や味わいが変化します。
焙煎は、喫茶店などのコーヒーショップ、店頭で売られるものになるとコーヒーメーカーで行われるのが一般的ですが、通な人だと個人で焙煎を行われる方もいます。
豆を挽く
コーヒーミル(グラインダー) という器具を使って、コーヒー豆を粉状に砕いていきます。
驚く事に粒度(粉の粗さ) によってもコーヒーの味わいは変わります。
挽く時点で抽出方法に適した粒度になるように挽くことで本来の味わいを楽しむことができます。
ミルには、手動、電動とそれぞれメリットがありますが、手動ならではの挽いたときのガリガリッという音とほんのり室内に舞うコーヒーの香りが堪らないですよ。
コーヒーを淹れる
ペーパードリップ、フレンチプレス、サイフォン、ネルドリップなどと様々な抽出方法があり、その方法によってもコーヒーの味わいが変わります。
その日の気分で抽出方法を変えるとコーヒーをより楽しむことができます。
抽出方法によって、注意すべきことも変わってきますので、コーヒーを深く追求することができますし、マスター気分を味わえます。
※現在紹介していない抽出方法も今後紹介予定です。
この工程を経て、コーヒーエキスが抽出され、ようやく皆様が味わうコーヒーが出来上がります。
さいごに
さて、今回はコーヒーが出来上がるまでの長い長いプロセスをまとめてみました。
当たり前のように流通している皆様が飲むコーヒーは、このように様々な工程を経て、沢山の人から手掛けられて出来上がります。
何事も当たり前になると感謝の気持ちを忘れてしまいがちになるのが、人間という生き物です。
皆様には、コーヒーを生産、加工する農家の方や労働者が必要ですし、
逆を言えば、農家の方や労働者には、皆様(消費者)が必要なのです。
こうして、国境を越えて人は繋がっています。
そう考えると凄いことですよね。
お米でも一緒です。よく「お米一粒には〇人の神様が〜」なんてことを小さい頃に言われた事があるでしょう。
コーヒーも同じだと思います。だから、大切に味わって頂きたいというのが筆者の願いです。
この記事をご覧頂いて、改めてコーヒーの素晴らしさや大切さを理解して欲しいですし、愛して欲しいと思っています。
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