電子喫茶 アメイロタマネギ

レトロやコーヒー好きの読者様へ筆者が学んできた珈琲の素晴らしさや情報を随時プレゼンしていくブログです。

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ラジオの歴史!驚くべき第一声とは!?



皆様はラジオを聴いていますか?

筆者は、ライフスタイル上、運転時間が長かったりするので余暇として聴くことが多いのですが、

最近ではスマートフォンをBluetoothでカーナビに接続して、全世界のラジオ番組を聴けるアプリを使用して、色々なチャンネルを聴いています。

テレビや端末などでの情報収集や娯楽もいいですが、 ラジオは耳だけで感じるもの故に聴くことのみで分析する力や想像力が養われるので非常に大切にしています。

さて、ではそもそもこのラジオはいつから放送されているのでしょうか?

その歴史について今回は触れていきたいと思います。



世界でのラジオの誕生


※Wikipediaより引用(Public domain)

ラジオの研究は、19世紀末から始まりました。 そして、ラジオが世界に初めて登場したのは、1900年
今から約120年前になります。
しかし、この頃はまだ1マイル(約1.609km)の距離で無線での音声の送受信しかできませんでした。

その後、世界各地の科学者や発明家が技術の開発に費やし、1906年12月24日に、かの有名なエジソンの弟子にあたるカナダの発明家 レジナルド・フェッセンデンによって、世界初の無線でのラジオ放送が行なわれたのです。

最初の放送内容は、クリスマスの挨拶でした。

フェッセンデンの実験成功後には、世界各地で試験的なラジオ放送が行なわれるようになりました。
1920年アメリカのピッツバーグのKDKA局世界初の商業ラジオ放送を開始させました。

最初の放送内容としては、当時行なわれていたアメリカ大統領選の開票結果でした。




日本でのラジオの誕生

その後、日本にも世界でラジオ放送が行なわれていることが伝わり、放送実験が開始されました。

この頃は、勿論テレビや電話もないので、情報を受け取る術は、文通などと限りなく制限されていたわけです。

そんな最中、1923年(大正12年)に関東大震災が発生してしまいました。この出来事により、情報を伝達するメディアとして、ラジオの重要性を知らしめられることになります。

そして、関東大震災から2年後の1925年(大正14年)3月22日午前9時30分
社団法人東京放送局(JOAK NHK東京放送局) により、日本初のラジオ放送が開始されました。

東京工学高等工芸学校内に仮設スタジオを設置し、そこから第一声が発せられました。

その時の第一声は、

「アー、アー、聞こえますか。……JOAK、JOAK、こちらは東京放送局であります。こんにち只今より放送を開始致します。」

でした。

ありがちなマイクのテスト中を想像された方もいるかもしれませんが、
この時のラジオ放送を使用されたのは、探り式鉱石受信機というタイプのラジオだったので、聴取者が鉱石の針先を一番感度のいい部分に調節できるように第一声に「アー、アー」と発せられたそうです。


日本でのラジオの広がり

前項で記した日本初のラジオ放送の放送範囲は、まだ性能的な問題があり、旧東京市(現東京23区)外では、ほぼ聴こえない状態でした。

しかし、その後は大坂、名古屋でも順次放送が開始され、 翌年1926年(大正15年)には東京、大坂、名古屋放送局を統合した「社団法人日本放送局協会」が設立され、日本中どこでもラジオを聴取することができるようになりました。

この頃から、ラジオは、探り式鉱石受信機から真空管ラジオに代わり、スピーカーで音量を調整しながら聴取することができるようになりました。
しかし、まだ普及されたばかりのラジオは高価だったのです。



年号が昭和へと代わり、1930年代には、ラジオの低価格化と品質向上が進んで、受信者数が急増しました。

この頃、ラジオの放送局は、社団法人日本放送局以外は制限されていましたが、戦後の1950年(昭和25年)には法律の改正により、民間ラジオ放送の設置が認められるようになり、局が増えていきます。

1960年代には、ラジオも小型化、省電力化されたトランジスタラジオが主流となり、一家一台から一人一台の時代になりました。




現代でのラジオの在り方


時代は日々発展し、テレビやインターネットなど、そして今、手に取っているスマートフォンなどの普及により、様々な方法で簡単に情報収集ができる世の中になりました。

特にテレビが普及し始めてからは、ラジオの聴取者も減りました。

しかし、筆者が冒頭でも述べたようにスマートフォンのアプリやインターネットのサービスにおいて、世界中のラジオが聴取できるようになったおかげでラジオの聴取者も増えてきています。


さいごに

さて、今回はラジオの誕生について触れてきました。
テレビやインターネットなども素晴らしいコンテンツだとは思いますが、それらは目を使います。

我々現代人は目を使い過ぎているので、たまには目を休ませてラジオに耳を傾けるのもいいかもしれませんね。

運転中でも気軽に聴けるラジオ。

そして、地震大国であるこの日本で、ラジオは電池式で稼働するものが多いので、非常時の情報収集に必須のアイテムになり得ます。

ちなみに筆者が好きな番組は、オーディオドラマの青春アドベンチャーだったりします。笑

是非、この機会にラジオを聴いてみてくださいね。

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