コーヒーノキ1本から何杯分のコーヒーが採れるのか
皆様が普段から親しまれているコーヒーは、「コーヒーノキ」という植物から成るサクランボに似た木の実「コーヒーチェリー」の種を加工して、コーヒー豆を作り出す。ということを以前の記事でお伝えしてきました。
では、「コーヒーノキ」1本から何杯分のコーヒーが1回で収穫できるのか。
今回はその秘密について触れたいと思います。
コーヒーノキ1本から何杯分のコーヒーが採れる?
栽培地や品種によって、差があるのでおよその量になりますが、コーヒーノキ1本から収穫される真っ赤な木の実「コーヒーチェリー」の量は、約3kg程と言われております。
そこから、果実を取り除き生豆を取り出し、コーヒー豆にする為に焙煎を行なうことで豆の水分が抜けますので、約400gになります。
ペーパードリップでは、1杯約10gのコーヒー豆(粉)を使用しますので、コーヒーノキ1本から採れる量は、約40杯分となります。
なんと店に売っている大きな袋一個分程度しか採れないのです!
そう考えると思ったよりも少なく感じますよね。
毎日、コーヒーを嗜まれる人も多いかと思います。
仮に1日1杯飲み続けると年間でコーヒーノキ約10本分に相当します。
ちなみにコーヒーノキが成木になるまでが約3年~5年程の年月を要するので収穫までとなると更に時間を要します。
それにコーヒーノキ自体、決められた環境の中、厳しい条件を経て実を成らせます。
コーヒーって何気なく飲んでいるものではありますが、貴重なものだということが分かりますよね。
とはいえ、全世界の何万人もの農家の生産者のおかげで概算150億本のコーヒーノキが栽培されています。
こうして、離れた我々の国でもコーヒーが親しまれているのです。
凄いことですし、本当に感謝ですよね。
筆者もこのことを知って、今まで以上にコーヒーを味わって飲むようになりました。
皆様にも日々の当たり前の存在になっているコーヒーを是非、大切に味わって飲んで頂けたら嬉しいです。