軍隊用の保存食だった!?非常食「カンパン」が美味しすぎる
皆さん、いざというときの備えは出来ていますか?
お腹が空いては戦も出来ませんし、食事を行なわないと生命に関わります。
いつ災害が起きるか分からないこのご時世。
また直近では、新型コロナウイルスの影響で外出を極力避けなければならない状況へとなりつつあります。
そんなときに買っておきたいのが
非常食「乾パン(カンパン)」です。
これがまた腹持ちも良く、美味しいんです!
乾パンとは
長持ちでコンパクト、低価格でカロリーもきちんと摂取できるコストパフォーマンスの良さから保存食として古くから支持されています。
通常のパンに比べて、水分が少なく硬い食感に焼き上げられています。
口に入れると唾液によって、パンの食感が戻り甘味が出てきます。
日本における乾パンの誕生は、天保13年(1842年)に伊豆韮山代官、江川太郎左衛門担庵公が非常時に備え、保存できる軍用の携帯食としてパンを焼き始めたことが始まりです。
水門藩は「兵糧丸」、長州藩は「備急餅」、薩摩藩は「蒸餅」と名付けた軍隊用のパンを作り、非常時に備えていました。
軍隊の携帯食だった
日本で1877年に発生した西南戦争では、「ハードビスケット」という名称で戦闘用糧食として採用されていました。
また1895年の日清戦争において、戦時用ビスケットとして「乾パン」に改良が施されました。
そこからあらゆる問題点を改良をし続けた結果、現在の乾パンに辿り着いたのです。
現在でも自衛隊の非常用糧食として活躍しています。
乾パンのレシピ
〇材料〇
薄力粉 50g
強力粉 50g
スピルリナパウダー 小さじ1杯
ドライイースト 1g
ショートニング 小さじ1杯
砂糖 15g
塩 2g
水 50cc
〇作り方〇
①薄力粉、強力粉、スピルリナパウダー、砂糖、塩、水を混ぜて1時間程度置き、粉に水分を吸わせます。
②イーストを加え、よくこねます。
生地がしっとりしてきたらショートニングを加えて均一になるまで、ひたすらこねます。
③丸めて一次発酵。冷蔵庫で約半日寝かせます。
その後丸め直して常温で1時間置きましょう。
④オーブンを200℃に余熱し、平らに薄くのばして包丁できって天板に並べます。
焼く前に楊枝の頭で穴を開けましょう。
⑤オーブンで温度は変えずに約20分焼きます。
※大きさによって温度は調整しましょう。
さいごに
今回は、非常時にも役に立つ「乾パン」についてご紹介しました。
実はこのサイトでは、過去の記事で乾パンに触れています。
何が起こるか分かりません。備えあれば憂いなしということわざがありますが、まさにその通りで、あれば助かります。
なんたって、缶に入ってる乾パンは、メーカーによっては賞味期限が5年も持つ優れものです!
備蓄しておいて損は無いでしょう。