電子喫茶 アメイロタマネギ

レトロやコーヒー好きの読者様へ筆者が学んできた珈琲の素晴らしさや情報を随時プレゼンしていくブログです。

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35mm二眼レフでレトロな想い出を【大人の科学】



カメラが趣味の方って多いですよね。
撮れた産物は、世界で1枚のかけがえのないものなので、とても素晴らしいことだと思います。
筆者はカメラに関しては、あまり知識はないですし、それなりのカメラを持っているわけでもありません。

しかし、二眼レフカメラ という二つ目の縦に長い箱型の現代のカメラとすると異型な構造であるこのカメラの存在を知ったとき、是非このカメラで風景を写してみたいと思ってしまいました。

というわけで、今回は、6月20日に学研より復刻版として販売された大人の科学 BEST SELECTION に付属している35mm 二眼レフカメラ を入手致しましたので、ご紹介していきたいと思います。



二眼レフカメラとは

二眼レフカメラとは、撮影用レンズとファインダー用レンズの二眼を持ち合わせたレトロなフィルムカメラです。

この縦長の箱の上からファインダーを覗くと内部に入っているミラーを介して撮影レンズから筆写体が見え、シャッターレバーを下げることでファインダーレンズに写った筆写体を撮ることができます。

二眼レフカメラの魅力は、今の時代には無い独特でレトロな外観とファインダーを覗いたときに見える新鮮な正方形の画面です。

また、像は左右反転で写るので、ボディを右に振ると左に。左に振ると右に。と慣れるまでは苦戦するでしょう。

カメラに詳しい方は、お分かりかと思いますが、二眼レフは主にスナップやポートレート の撮影に向いています。

現在は、ほとんど生産されていないので希少価値がありますし、手に入れられるものとしては、ほとんど中古商品が多いのが現状です。

この二眼レフカメラの歴史としては、1882年当初、写真乾板を使用するカメラで、改良が進み、ローライ(当時:フランケ&ハイデッケ)というメーカーがこの形の二眼レフカメラを1929年にドイツで発売されたことからが始まりとなっています。


購入してみた

さて、そんな二眼レフカメラがどんなものなのか。
実際に体験できるキットがありますのでご紹介したいと思います。



学研より2019年6月20日に発売された
大人の科学 BEST SELECTION 35mm二眼レフカメラ
になります。

実はこれ復刻版で元々、10年前の2009年に大人の科学 マガジンvol.25にて販売されていました。

通常ブローニー判という幅6cmの大きなフィルムを使用することが多い二眼レフカメラですが、これは35mmフィルムとお店で手軽に手に入れることができるので嬉しいですね。



筆者はその当時購入していて組み立てていたのですが、仕様が分からずに組み立てだけに満足し放置していたのですが、今回塗装を兼ねて新たに製作し、実際に体験してみたいと思ったので、10年越しの再挑戦になります。



こちらが中身になります。
トイカメラにしては、パーツも細かくて、なかなか本格的な仕様になっていますね。
※パーツは、細かいので無くしてしまわないように注意が必要です。

付属の冊子には、こんな風に撮れるよ。とか操作方法、組み立て方などが丁寧に書かれているので初めて触れる方にも優しく作られている印象でした。


いざ、製作

冊子を見ながら組み立てていきます。
組み立て目安は45分~1時間くらいでしょうか。
筆者は、塗装を兼ねていたので半日近くかかりました。



カラーは、メタリックグリーンとゴールドを用いて、レトロかつ高級感、金属のような重厚感を出しました。



※裏蓋内のスプロケットのツメ2箇所をフィルムの穴に引っ掛ける工程がありますが、フィルムが浮いてツメから離れてしまう方は厚紙などで圧板を裏蓋に貼り付けるとフィルム太りを防げますよ!

というわけで完成しました!



グリーンはもう少し暗めにしたかったんですけど、メタリックな金属感も捨て難かったので、このようになりました。



携帯からなので、よく見えないかもしれませんが、実際は綺麗にスクリーンに写ります。
ボヤけたら、ファインダーレンズを回してピントを調整しましょう!

本の付録とはいえ本格的な仕上がりだと思います。
実際に撮影をしてみて、携帯やいつものカメラから撮影するものとはまた別の体験をしているみたいで楽しかったです。拘っている感が楽しめるので、ハマってしまいそうです!

現像はまだ行なっていませんので、実際に撮影した写真をお見せすることはできませんが、フィルムが無くなったら現像して、また、記事でご紹介できたらと思っています。


さいごに



さて、今回は二眼レフカメラについて触れてきました。
確かに何事も便利になっている世の中ですけど、こういった手間をかけること=拘りと感じることが趣味としての意欲を増強させてくれるのかなと感じます。

それに近年のスマートフォンでも高解像度の写真が撮影できるようになりましたが、この形式のカメラはフィルムを使用するので撮れる枚数が限られます。

これは、一見デメリットに感じられることかもしれませんが、一枚一枚を集中して大切に撮れる。という点では素晴らしいメリットかと思います。

今回ご紹介した二眼レフカメラでも充分カメラとしての機能は果たしているかと思います。
あくまで付録ではあるので、本格的なものを追求したいという方は入門用として使用するのもいいかもしれませんね。

これに慣れたら、本格的な二眼レフカメラを入手して様々な景色を写していけたらいいな。なんて思っています。


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