電子喫茶 アメイロタマネギ

レトロやコーヒー好きの読者様へ筆者が学んできた珈琲の素晴らしさや情報を随時プレゼンしていくブログです。

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コーヒーの資格・検定〜プロフェッショナル編〜 珈琲を追求しよう!

前回の記事では、通信講座で取得できるコーヒーの資格・検定をご紹介致しました。

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さて、今回は独学、講義、現地試験などスタイルは様々ですが、通信講座を除いたコーヒーの資格・検定についてご紹介致しますので、是非ご興味のある方やプロフェッショナルを目指される方は参考にして頂けたらと思います。




コーヒーマイスター

SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)が主催する試験です。この協会については、過去の記事で触れましたね。

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コーヒーに対するより深い知識と基本技術の習得をベースとして、お客様へ豊かなコーヒー生活が提案できるプロのコーヒーマン(サービスマン)のことで、わが国では初めての認定資格となります。

※SCAJ HPより引用

まず、HPから申し込む事で送られてくるテキストに沿って自宅学習をして、実技講習会へ参加、その後の認定試験に合格することで資格取得ができます。

100問の筆記試験で60%以上の正解率が合格基準になります。
公式公開されている合格率は80%前後と高めではありますが、基礎知識の把握が問われます。

受験資格は、SCAJの個人会員、又は協会会員の企業で働く協会アカウント保持者であることです。

正規個人会員A(年会費30000円)
起業予定者で一年限定会員B(年会費20000円)
それ以外の一般の個人会員C(年会費10000円)
に区分されます。

個人会員AとBは認定試験に応募すれば受理され、
個人会員Cは各会場でキャンセルが出た場合のみ受験資格が得られます。
募集人数が限られるので空席待ちから繰り上げ受験ができるかどうかは運次第です。

受講料は39420円(テキスト、カッピングスプーン、実技講習会の受講料、認定試験の受験料、合格バッジ、認定証込み)となっており、資格認定期間は3年となりますので、その後は更新手続きが必要になります。

年会費と受講料で費用はかかりますが、コーヒーのプロフェッショナルな資格になるので、本格的に研究したい方やお店を開かれる方などにはオススメの認定資格ですね。


アドバンズド・コーヒーマイスター

前項のコーヒーマイスターより更に上級の認定資格になります。

取得条件は、3つのスクーリング講座を全て受講→試験に合格。更に4つのスキルアップセミナーのいずれかを受講→試験に合格。

確認されている取得者は、日本全国でコーヒーマイスターが5101名(2018年12月調べ)
アドバンスドコーヒーマイスターが352名(2018年9月調べ)になります。

受講料は、1講座・セミナーにつき16000円~32000円になります。


Qグレーダー

前項のコーヒーマイスターと同様でSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)が認定する資格になります。

コーヒーマイスターのコーヒー全般の知識や抽出などの技術的な面を学ぶ事に対し、
Qグレーダーでは、味覚、嗅覚テスト、カッピングなど、コーヒーを評価する側に必要な内容を学ぶ事になります。

唯一の国際的なコーヒー鑑定士の資格であり、SCAA(米国スペシャルティコーヒー協会)が定めた基準に従い専門的技能者としてコーヒーを客観的に評価をすることができる資格になります。

受講費用は、最低でも32万円以上かかると言われています。

資格を保有するには、20科目の試験に全て合格する必要があり、3年毎の適正試験に合格する必要もあるので、
初心者でいきなり目指されるには非常に困難で保有をすることも困難な資格ではありますが、
焙煎屋や審査員などの豆を評価するプロフェッショナルな資格になるので興味がある方は目指してみるといいでしょう。


コーヒーインストラクター

JCQA(全日本コーヒー商工組合連合)が認定している資格になります。

コーヒーインストラクターの資格は、3級→2級→1級となります。

3級・・・コーヒーの知識・鑑定技術の入門編。趣味でコーヒーを学びたい方。
2級・・・より詳しく追求。対面販売に求められる基礎知識・鑑定技術を習得したい方。
1級・・・製造業者に求められるプロとして必要な専門知識・鑑定技術を習得したい方。

3級については、JCQAに加盟している企業が開催する学科講習会を受講すれば取得できますので、試験自体はありません。

受験資格は、
3級・・・特になし。
2級・・・講習会の参加→受験。
1級・・・2級に合格済→講習会の参加→受験。
という流れになります。

受講料は、
3級・・・1500円
2級・・・27000円
1級・・・47000円
※1.2級は、5000円の登録料とテキスト(階級共通)4000円がかかります。

合格率は開催回によって異なりますが、おおよそ2級は8~9割1級は5割程度であると見受けられます。

しっかり知識を身につけたいのであれば、是非持っておきたい認定資格といえるでしょう。


コーヒー鑑定士

前項のコーヒーインストラクター1級合格者に受講資格が与えられる更に上のランクの認定資格になります。

まず、3項目の鑑定士検定(商品設計・生豆鑑定・品質管理)の講習会→試験に合格し、いずれか習得することでそれぞれのJCQA認定〇〇〇〇マスターになることができます。

そして、この3項目全てを習得することで初めて、コーヒー鑑定士となることができます。

受講料は、1項目/講習会40000円+受験料10000円で50000円。
登録料は、8000円かかります。

合格率は、なんと5%未満と超難問です。
費用も然り、狭き門と言えるこの鑑定士ですが、逆をいえば燃えますよね。

長いスパンでチャレンジできるので、是非目指してみてください!


JBAバリスタライセンス

JBA(日本バリスタ協会)が認定する資格で多くの専門学校などの機関で採用されています。
バリスタライセンスには、レベル1~3まであります。

内容としては、エスプレッソやカプチーノなどのマシンを使用した飲料の技術が中心となりますので、ドリップコーヒーなどの様々な抽出知識の内容とはまた違った視点の内容になります。

受講資格は、JBA認定校のカリキュラムを受講した方、又はカフェ等の現場で1年以上の就業経験が必須となります。

受講料などの費用については、スクール試験やライセンス試験で異なり、レベルによっても異なる為、ここでは割愛します。

詳しくはコチラを参考にしてくださいね。↓ www.jba-barista.org

更にJBAバリスタライセンスのレベル3保持者の中で特に優秀な功績を納めた方には、JBAマエストロの称号が授与されることがあります。


CSP(コーヒースキルズプログラム)

SCA(スペシャルティコーヒー協会)が実施している世界的な認定資格です。
日本に上陸したのは、2018年と最近なので国内の認知度は低いかもしれないですが、世界的に有名なプログラムです。

留学の必要がなく、日本では現在、バリスタトレーニング・ラボ東京にて習得が可能です。

コーヒーに関する各ジャンルが6項目に分かれており、合計100ポイントを獲得することでディプロマ(学位)が授与されます。

世界中でバリスタとして、就職するにあたって履歴書などに記載できる程、知名度に優れている資格なので、バリスタを本気で目指す方は修了しておきたいプログラムですね!


コーヒープロフェッショナル

UCCコーヒーアカデミーの提供する資格になります。
通信講座編(リンクは上部より)で御紹介したドリップマスターの修了者、又はベーシックコースの修了者がこのプロフェッショナルコースへ進む事ができます。

通常コースは全8回行われており、東京校・大阪校で通学しながら、コーヒーの応用知識を学ぶ事ができます。

全項目を修了することで認定試験を受験が可能となります。

UCCという信頼度の高いブランドが認定する資格でもあるので、足を運べる方は是非トライしてみるといいかもしれませんね!

さいごに

さて、今回はコーヒーのプロフェッショナルな資格。そして、前回はコーヒーの通信講座と2回に渡り、コーヒーの資格・検定について触れてきました。

前者後者含め、実際のところ、紹介したものの中には、取得してキャリアアップや就職に対し、役に立つかどうか微妙なところでもある資格もあるのが本音ではありますが、学ぶ事で損になることはないと思います。

これは、コーヒー以外にも言えることですよね。

好きなものを追求すること、そして、勉学を経て認定されたときの達成感
これって、人生に、おいて素晴らしいことだと思います。

また、筆者は元々、継続力が無い方なのですが、このブログを運営するにあたって、"好きなものに対しての追求"の効果が働いているのでこうやって継続出来ています。

そういった意味でもコーヒーには非常に感謝しています。

このブログでは、あくまでコーヒーを推奨しておりますが、それ以外でも。好きなものを見つけて、達成感とか人生においての楽しみを見つけていってくれると嬉しいです。

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