電子喫茶 アメイロタマネギ

レトロやコーヒー好きの読者様へ筆者が学んできた珈琲の素晴らしさや情報を随時プレゼンしていくブログです。

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コーヒーの味が変わる?人気のドリッパー5選!




こんにちは。前回は、ペーパードリップについて触れました。非常に有難いことに1日で1万人近い訪問者様が見に来てくださって、こんなにコーヒーを愛する人がいるんだなぁと改めて実感しました。

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良くも悪くも様々な意見の中に「自分はこうだと思う。」「ここをもう少し詳しく説明して欲しい。」など頂き、その中には嬉しい御言葉の反面、厳しい御言葉も頂きましたが全て含めて、筆者も読者様の意見から学ぶ事が非常に多く勉強させて頂きました。
本当に感謝しています。閲覧時間、投稿時間を割いて頂き、誠に有難うございました。

筆者は純粋にコーヒーが好きで多くの方とコーヒーの在り方について言及ができる機会が欲しいと思いこのブログを書かせて頂いています。今後、記事中の一言一句に様々な意見を持たれるかと思いますが筆者が伝えていくことは断定的なものでも強制をするものでもないので、ただ一個人の意見として捉えて頂けたらと思います。

では、前置きが長くなりましたが今回はドリッパーについて御紹介をしたいと思います。

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ドリッパーの4つの特徴

今回は、 4種類+1種類触れていきたいと思いますが、注目頂きたい特徴としては、
①形状
②穴の数
③リブ
④材質
以上、4つです。


①形状


形状は大きく分けて2種類が主に採用されており、台形型円錐型に分かれます。
この形状で変わってくるのは、お湯の流れ方なのですが、
台形型は、一旦広範囲へ広がってから流れます。
円錐型は、台形型に比べて素早く素直に流れます。
結論、お湯の流れ方で変わるのはコーヒーの味わいです。

②穴の数

ドリッパーによって、穴の数も変わります。穴の数の違いでコーヒーの濃度が変わります。
穴の数が多ければ、結果的に抽出速度が早まるので、さっぱりとした味わいになりやすく、少ない方が、抽出速度が遅いので遅い分、お湯がコーヒー粉に触れる時間が長くなる為、濃い味わいになります。

③リブ


リブって何?って思われる方も多いかと思います。ドリッパーの内側の溝に当たる部分になります。
このリブの深さや形状により、お湯の流れと抽出速度が変わりますし、リブがあることで空気が抜けて美味しく仕上がるそうです。

④材質

材質にも種類があり、プラスチック、ガラス、陶器、金属製など様々ですが、このドリッパーの素材で味わいが大きく変化することはないようです。
材質については、使い勝手の良さで選んでも問題はないのかなと筆者は感じます。


有名メーカーのドリッパー4選

今回は、代表的なメーカーのドリッパーを4種類御紹介させて頂きます。


①カリタ式(三つ穴ドリッパー)

カリタのドリッパーは、台形型で穴が3つ空いていることが特徴です。
台形なので広範囲のコーヒー粉からしっかりと抽出できます。
リブは、縦に直線状に、溝が深めに入っています。3つ穴構造のおかげで抽出されたコーヒー液の落ちる速度をコントロールしてくれるので、安定してドリップすることができますので、初心者の方でも使用しやすいドリッパーだと思います。
「蒸らし」の時間とお湯を注ぐ際に一定量でゆっくりと。これを意識することでより美味しいコーヒーが仕上がります。


②メリタ式(一つ穴ドリッパー)

メリタのドリッパーは、台形型で穴が1つ空いていることが特徴です。
リブの形状もカリタ式と同様です。一つ穴という特徴のおかげで、正確な時間での抽出ができ、お湯をこまめに注ぐ必要がなくなります。小さな一つ穴なだけに抽出速度は遅いので、必然的にお湯がコーヒー粉と触れる時間が長くなる為、雑味が出やすいというデメリットはありますが、各銘柄の独特な特徴を濃厚に引き出すことができます。
こちらもサーバーを見ながら抽出量を確認しながら注ぐことで初心者の方でも簡単に楽しむことができます。


③ハリオ式(円錐型ドリッパー)

ハリオのドリッパーは、円錐型で穴は少し大きめのものが1つ空いています。穴が大きめということとスパイラルリブという形状上、中心に向かって流れ一点に集中する関係で必然的にカリタ式に比べると抽出速度は速いです。
速いので、シンプルにさっぱりした味わいになるのでは?と思われるかと思いますが、お湯を注ぐ際、傾き加減で注ぐ速度をコントロールすることで味わいに変化をつけることができますし、しっかりと成分の抽出ができます。
このコントロールが必要がために初心者には安定したカリタ式に比べて、少し難易度が上がるかと思いますが、慣れると楽しめるドリッパーと言えるでしょう。


④コーノ式(円錐型ドリッパー)

コーノ式ドリッパーは、ハリオ式と同じく円錐型で類似していますが、大きく違うのがリブの位置です。ハリオ式は上部まで螺旋状に溝があるのに対し、コーノ式は途中までなく、直線です。
このリブの長さが短いことにより、ハリオ式より抽出速度が長くなります。
言い換えれば、しっかりとした味わいのコーヒーを淹れることが可能です。


クリスタルドリッパー

上記の4種類とは異なる特殊なドリッパーであるクリスタルドリッパー
皆さんもご存知でしょう。日本老舗のコーヒーメーカーであるキーコーヒー株式会社が開発したドリッパーです。
名の通り、結晶状の凹凸で綺麗なデザインですね。ただ、デザイン重視なだけの商品ではなく、おいしいコーヒーを淹れる為に研究を重ねた結果産み出されたドリッパーです。

ダイヤカット状の形状を通過したお湯は合間合間をジグザグに流れるので、その分抽出速度が長くなります。
また円錐型になるので、注いだお湯が周囲から均一に浸透して、ムラなく抽出されます。
よって、しっかりと安定したコクのある味わいに仕上がります。


さいごに


以上今回は、5種類のドリッパーについて説明致しました。
この他にも最近では、フィルターを使わないペーパーレスドリッパーというエコなものもあります。
ドリッパーの値段もピンからキリまでありますが、安価でも手に入り、本格的な味わいを産みだせるのが魅力です。
味わいについて、触れましたが、ドリッパーの種類だけではなく、コーヒーは様々な条件で味わいも風味も変わってくる繊細な飲み物です。

こういうブログを書いている以上、細かくごちゃごちゃと説明してしまっておりますが、結局は、自身の好みに仕上がれば、それが一番だと思います!
というのもドリップってその人の独特な癖とか使う器具や豆の状態などで無限大に味は変わりますからね。正直、正解なんてないと思っています。

読者様の独特な淹れ方や拘りも共有させて頂きたいですね。冒頭で触れたように筆者も読者様から今後も学ぶことは非常に多いかと思います。
拘りは違えど、コーヒーが好きという気持ちは同じですので是非、共有していけたら嬉しいです。