電子喫茶 アメイロタマネギ

レトロやコーヒー好きの読者様へ筆者が学んできた珈琲の素晴らしさや情報を随時プレゼンしていくブログです。

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コーヒー豆の銘柄と特徴を紹介!世界で人気の13選!




前回は、コーヒーの品種について触れてきました。今回は、コーヒーが実際に生産される地域とコーヒー豆の銘柄について追及していきたいと思います。


コーヒーベルト

(public domain)Wikipediaより引用

コーヒーベルトとは、コーヒーの生産地域を示す地図になります。主要生産国の多く含まれる赤道を中心とした北緯25度〜南緯25度までの一帯を指します。
コーヒーの栽培には様々な条件があり、適した降水量、気温、土壌など、これらが一致して、無事に栽培されるのです。
赤道付近なだけに暑い国ばかりのイメージがあるのですが、暑いからいいというわけではなく、高度500m〜2500mの山や高地で栽培することで条件が整うのです。

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世界のコーヒー豆 13選


コーヒーには様々な種類があります。
現在栽培されているもので 200を越える種類があると言われ、その中から混ぜ合わせて個々に決められた条件で作るブレンドコーヒーは無数の種類が存在します。
さて、今回はその代表的なものとその特徴に迫っていきたいと思います。

コーヒーというものはとても繊細で栽培地によっての気候や環境で独自の形や味、そして香りが変わってきます。


ブルーマウンテン
カリブ海の島国であるジャマイカにある山脈の標高800〜1200mの限定された地域で栽培されるコーヒー豆です。
日本でも聞くことは多いですが、実際は標高800m以下のエリア外で栽培されたのに関わらず、その名を語るものが多いです。
その為、実際は本物のブルーマウンテンを入手することは困難だそうです。

特徴は、非常に香り高く繊細で苦味・酸味も含め、全ての良さとバランスを併せ持ち、豆自体も高級でコーヒーの王様と呼ばれています。

コロンビア(エメラルドマウンテン)
コロンビアは太平洋とカリブ海に面した緑豊かな地域で生産に適した環境で作られています。
日本では、エメラルドマウンテンと聞くことが多いと思いますが、コロンビアコーヒーの中でも3%未満の厳選された高級豆を使用しています。

心地良い酸味とほのかな甘味が特徴でインパクトなコクが堪能できるコーヒーです。

ブラジル
世界最大のコーヒーの産地、ブラジル連邦共和国で作られるコーヒーで約60億本のコーヒーノキが栽培されています。温暖地域で栽培にも適していて、大規模な農園から小さな農園まで様々存在しています。

酸味、苦味、コクは強く感じられずバランスがいいコーヒーでコーヒー初心者の方にオススメです。ブレンドコーヒーに用いられることが多いです。

グァテマラ
中央アメリカ北部に位置するグァテマラは国土の北東はカリブ海、南は太平洋に面しています。日照時間、適度な降水量に恵まれ、とても栽培しやすい地域です。

甘い香りと上品でフルーティーな酸味、豊かなコクが特徴で初めて飲んだ方はイメージと違って良い意味で驚かれるかもしれません。とても高品質なコーヒーです。

キリマンジャロ
タンザニア北東部にある山で標高1500〜2500m付近で栽培されています。コーヒーの中でも認知度は高いのですが、全世界の収穫量は1%程度と違って極めて低いレアなコーヒーです。

強い酸味と甘い香り、上品な風味が特徴で雑味のない後味で飲んだ者を魅了する優れたコーヒーです。ストレートで飲むことが勧められています。

マンデリン
インドネシアのスマトラ島で生産されている高級銘柄です。産地は標高1800m〜1900mの高原地帯で栽培しており、厳正な品質管理により生産されています。

ほろ苦さとまったりとしたコクが特徴で味わいを持つさまは、コーヒー通の中でも名高い逸品です。

モカ
イエメン産は、モカ・マタリ。エチオピア産は、モカ・ハラーモカ・シダモと呼ばれ、イエメンでは、mokha。エチオピアでは、mochaと表記が異なります。
最古のコーヒーと呼ばれていて歴史深く様々な種類がある有名な銘柄です。

フルーティーな香りと酸味、甘味とコクが乗っかった優しいコーヒーで、世界では勿論のこと、日本でも非常に人気のあるコーヒーです。

イルガチェフェ
よく誤解されがちなんですが、イルガチェフェはエチオピアの地域の1つでイルガチェフェ以外で産出されるコーヒーはエチオピア国内であってもイルガチェフェではありません。上記のモカのようにエチオピアでは様々なコーヒーが生産されています。

華やかな柑橘系のようなフルーティーさやトロピカルな酸味、心地良い刺激と香りが特徴で特に香りはコーヒーの中でもトップクラスです。筆者が物心ついた頃に初めて触れ合った思い入れのあるコーヒーでもあります。

ハワイコナ
アメリカで唯一コーヒーが栽培されているハワイ州で栽培されたコーヒーです。ハワイには、他国程の高地は存在しませんが、南国独特な気候や土壌環境により質の良いコーヒーが生産されています。生産量は有名ながらも全世界の1%未満です。

独特な酸味が特徴で柔らかな苦味、甘い香りとまったりとしたコクが広がります。爽やかな味わいで苦いコーヒーが苦手な方でも楽しめます。

コスタリカ
コスタリカのコーヒーの7割以上は、標高1000m〜1700mの高地で栽培されていて、安定した気候で高品質なコーヒーが育つ環境です。

豊かな酸味と深いコクがベストマッチしていて、上品な味わいを産み出しています。酸味が特化しているのでブレンドに使われることが多いです。

ジャワ
インドネシアのジャワ島を産地とするコーヒーで地元の名産品として愛されています。

マイルドな渋みが特徴で酸味は殆どなく、香りが高く、味も濃くなく、万人受けするコーヒーです。

ゲイシャ
エチオピア南部に位置するゲシャという地域に生えていた品種でゲシャが訛ってゲイシャと呼ばれるようになりました。原産地はエチオピアですが、有名になったのはパナマなのでパナマで産まれた品種と誤解されることが多いです。

レモンや蜜柑のような柑橘系のようなフルーティーな口当たりで後味がチョコレートや蜂蜜ような甘味が特徴的で他にはない不思議な味わいです。


コピルアク
(public domain)Wikipediaより引用

インドネシアの島々で生産されるコーヒーなのですが、これは驚くでしょう。なんとジャコウネコという哺乳類にコーヒーチェリーを食べさせ、体内で発酵させ未消化のコーヒー豆を排泄物から取り出し丁寧に洗浄、消毒したコーヒー豆です。この希少性の高さから世界で最も高価なコーヒーとされています。

その特徴は、言葉で表すのは難しいようで野生的な感覚と言えます。風味や香りは、バニラやチョコレートのような甘い香りがするようで排泄物という感覚は全くありませんので安心して味わって欲しいです。

さいごに


というわけで、サラッと13選紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。少しはコーヒーに興味を持って頂けたでしょうか?
しかし、これはまだジャブに過ぎません
次回からもコーヒーの魅力を徹底的に追及していきます。今回は、一気に紹介したことで概要程度の提供になりましたが、いずれは実際に飲みつつ、1つ1つの銘柄を細かく紹介していけたらいいなと思っています。
読者様もお気に入りの銘柄を見つけて、早く喫茶店で「マスター、いつもの。」って言える日が来るといいですね。(筆者は実現済みです。笑)