「雨あがりのじかん」辻本珈琲の拘りコーヒーを味わってみた。
今回は、素敵な珈琲に出会ったので、御紹介していきたいと思います。
筆者は、最近インスタントコーヒーや粉の状態で売られているコーヒーを中々飲むことが無くなっていました。
なるべく高品質の豆を自分で挽いて飲みたかったからです。
数日前にネットショッピングを徘徊していたときに今回御紹介するコーヒーを見かけてパッケージに惹かれて商品詳細ページを開いて購入してみました。
それが、辻本珈琲様が提供する
「雨あがりのじかん-春時雨-」というコーヒーです。
「雨あがりのじかん-春時雨-」とは?
大阪府に構える"株式会社すてきなじかん"が運営する辻本珈琲の代表者様:辻本様が、
季節ごとの"雨上がり"="これから何かが始まりそうなワクワク"
をイメージして、スペシャルティコーヒー豆をセレクトし、焙煎したブレンドコーヒーです。
スペシャルティコーヒーとは、過去の記事で御紹介した通り、厳しい審査をクリアして認定されたコーヒーであることはお伝えしましたね。
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更に代表者様である辻本様は、Qグレーダーなのです!
Qグレーダーについては、前にコーヒーに関する検定の記事で触れましたが、世界で唯一の国際的なコーヒー鑑定士資格です。
アメリカのSCAA(米国スペシャリティコーヒー教会)が資格を主催しており、取得するにはコーヒーに関する高度な技術・知識を要求されます。
「雨あがりのじかん-春時雨-」 は、そんな凄い鑑定技術を持った代表者様が創り出したコーヒーなのです。
また、日本初の有機JASSの液体二酸化炭素抽出法によるデカフェ・ホンジュラスを使用したドリップコーヒーです。
デカフェ(カフェインレス)なので、妊婦さんやカフェインを避けたい方は勿論、夜の時間でも安心して飲むことができますね。
実際に飲んでみた
注文から予定日よりだいぶ早く到着しました!迅速な対応に感謝です。
封を開けると、可愛い冊子とお洒落なパッケージが。
なかなかの粋な計らいで飲む前から心癒されました。
更にパッケージの中には、挽いた粉の入ったメッシュ素材の小袋が。
中の粉が飛び出さないようミシン目をそっと優しく切り取って、口を開けてあげます。
口を開けるとほのかな香りが鼻を刺激してくれました。
両サイドには、紙素材のフックが折り畳まれています。
このフックを広げて、カップの側面に引っ掛けると小型ドリッパーの出来上がりというわけですね。
ペーパードリップの要領で、まずは少量のお湯を粉に馴染ませ、30秒程度蒸らします。
そして、数回に分けて注ぎ終えたら出来上がり。
雨あがりの風景のように澄んだ綺麗な色をしています。
飲んだ感想
"雨が降り終え、色々なものが流されてリセットされた"
と思わせるような澄みきったスッキリとした味わいで、
苦味や酸味が強いわけでもなく、バランスの良い味わいにさりげない余韻が特徴的な優しいアフターテイストとハーブのようなフレッシュな香りが印象に残りました。
ブレンドコーヒーは、それに合ったネーミングを付けますが、しっかりとネーミング、コンセプトが感じられるコーヒーだと思いました。
生豆の原産地は、ホンジュラスです。筆者がホンジュラス産のブレンドを飲むときは、たまたま柑橘系やフルーティーな風味のものが多かったせいか、これもそうなのかなと思いながら、口に運びましたが、こちらのコーヒーはそうでは無かったので、個人的に視野が広がりました。
さいごに
さて、今回は1商品。いや、1作品に視野を当てて御紹介して参りました。
こうやって、世に無数流通をしているコーヒーの1点を記事に掲載させて頂いたのは、筆者としても初の試みなのですが、こうやって1つのものを観ることがたったひとつの物であるはずなのに、また視野が広がりました。
生産者はこんなイメージをしてこの味わいを追求したのかな。と真意は直接伺わないと分からないことですが、飲みながら考えていました。
人生において、飲み物を飲む時にそんなことを考えて飲んだことは無かったです。
皆さんもそうだと思います。大半は、喉乾いた。美味しい。などと思いながら飲むのが普通だと思います。
だからこそ、"味わう"という理念において、今回はまたひとつ勉強になりました。
今後も魅力的な珈琲を発見しましたら、是非御紹介したいと思います!
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